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October 31, 2008

ご近所の昼と夜

鳥取の友人が久しぶりに来神するというので、
いくつかの仕事の合間に、ランチをご一緒することに。

昨春、彼女がセッティングしてくださった席へお招きいただいて
以来の再会である。
この間、建築家の彼女はオフィス兼マイホームを自らの設計で
建てて、転居されたらしい。
そして、私自身も少なくない異動があったのだけれども、
もちろん私たちの再会には、そんなことはちっとも影響しない。

1年半ぶり?なんてことが気にならない友人というのは
とても貴重だ。
そんな友人とのランチは、ご近所のフレンチで。
店の前を通り過ぎるたびに、いつも爽やかに声をかけてくれる
若きオーナーMさんのビストロは、最近、すっかりマダム御用達で
その日のランチタイムも、ほぼすべてのテーブルが埋まっている。

おすすめの軽いコースに、白ワインを1杯プラス。
上質なランチである。
常にアグレッシブな仕事人である友人曰く、「やっぱり神戸ね」
と絶賛してくださる。
そう、本当に神戸的なランチなのだ。
料理ももちろん、小気味いいサービスも気が利いている。
こういう上質な時間を、週末のウイークデイに楽しめるシアワセ!
といったらない。
しかも、それがご近所にあるシアワセ!といったら。

そして、その夜には、もう1件、どうしても訪れなければならない、
いえ訪れたい場所があり、23:00過ぎに、
やはりご近所のビルへと向かう。

仲良しのミュージシャンたちが集まり、時に軽くセッションしたり
打ち上げしたりするライヴ・バー。
長年、三宮でバーを営んできたミュージシャンTさんの店で、
ビル側の都合で転居しなければならなくなり、今日がその転居前の
最後の夜なのだ。
すでにカウンター席はいっぱい、奥のテーブルも半分くらい埋まっている。

カウンターの上のモニターには、十数年前のライヴの模様が映し
出されていて、そこにはカウボーイハットが似合うTさんがいた。
ちっとも変わらない風情だし、歌っているオリジナルナンバーも変わっていない。
けれども、注意深く見入ると、やはり若くて声には伸びとツヤがある。
にしても、10数年前から、いえもっともっと前から
Tさんはずっと変わらず歌い続けていらっしゃり、その事実に軽く
圧倒され、感動する。

最後の夜だから、ミッドナイトを過ぎても、次々と扉が開かれる。
どこにも属していないような人ばかりで、
それがなんとも言えず、心地いい。

ご近所の昼と、夜の、なんとも気持ちいい時間、
何かに刻んでおきたくなるような出来事。

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October 30, 2008

星占いに導かれて

天の啓示、というけれど、そこまで大仰でなくても
星の動きがココロとカラダに少なくない影響を与えることを
少なからず体験してきた。

日常的には、毎朝8:00前の「今日の星占い」を、
ウイークリーでは、イギリスの占星術師の「今週の星占い」を
チェックしている。
信じるかどうかはさておき、星占いというのは、その表現が
とんでもなく面白いことが多い。

特に、イギリスの占星術師の言葉は、いつもメタファーに満ちていて
穏やかにしてスピリチュアルな言葉が散りばめられている。
どういうわけか、メタファーなのに、とても納得できるのだ。

で、今週のご託宣のメタファーぶりがあまりにも秀逸で、
その占星術師を教えてくれた年下の友人に、
久しぶりに会いたくなってしまった。

私たちが逢うのは、いつものイタリアン。
いつもおまかせして、いつもジャストなお皿とワインを供してくださる
トラットリアだ。
前夜に予約したときには、そんな展開になっていたとは
思いもよらなかったのに、当日その店から1枚のグリーティングカードが
届いて、こんな偶然はやはり必然なのかしらん?と思ってしまった。

曰く、11月1日を持って、それまでの経営チェーンから完全に独立し
屋号と電話番号が変わります!とあったのだ。

約束の時間、久しぶりの階段を上ろうとすると、
すでに店名のサインも、ドアのサインもオーナーNさんの名前が
入った新しいボードに架け替えられている。

まあ! おめでとうございます。
その名前になるまで、あと2日ほどある夜のことだけれども、
本当に、何かに導かれるようにハッピーな出来事は起こる。

すでに来ていた友人とも、その偶然の必然のような展開に
驚きながらも、いつものように、なんてことのない、けれども
深く納得できる話を話す。
いつものようにおまかせで、いつものようにすべてはおいしくて
いつものように彼女との時間は面白い。

星が導いてくれるような、そんな1日があることに感謝!


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October 26, 2008

どこでもステージ!

雨、雨、あいにくの雨。
雨男でもいらっしゃるのだろうか?

1週間前、チキン・ジョージを満員御礼にしたバンド、プラッシーの
次なるライヴは、雨だというのに屋外なのだ。
春と秋、毎年2回開かれる「サンデー・イン・ザ・パーク」という、
のほほんとしたタイトルがいかにもアウトドア!という
総合運動公演の水上ステージが、その会場である。

雨、だから、観客も少ないかも?と、枯れ木も山の賑わい的
気分で出かけてみた。
案の定、駅前は予定されていたイベントが早々に店じまい
してしまった模様で、人口密度少なし。

けれども、15:00ごろから出演という予告どおりに、
プラッシーにしか演れないって感じの音が響いてきた。
雨の中のロックン・ロール!
水上ステージには屋根付きドームがあるから、
雨でも演奏してしまえるのだ。

にしても。
そこがどこであったとしても、そこをステージとして成立
させてしまえる、ということが、おそらくこのエンタメ・ロック
バンドの最骨頂なのだろうと思う。

雨が降ろうが、槍が降ってこようが、
観客が少なくても多くても、彼らのスタンスはちっとも
何一つ変わらない、ように見える。
むしろ遮るものがなく、余分な音がない雨の公園の中では
1曲、1曲のサウンドとリズムがはっきりと立ち上がってきて、
このバンドの存在感を強烈にアピールする。

だから、雨の中であろうと、ダンシングな人が出現してしまったり
おそらくメジャー・ナンバーが世間を風靡していた時代には
まだこの世に生を受けていない女子高生たちをも
ノリノリに乗せてしまうのは、至極、当然なのだろうと思うのだ。

ストリート・ライヴというけれども、
どこでも、どんな場所にあっても、あっというまにステージを作り
あげてしまえることはステキだ。
生命力がある、生きてるバンドの、それが証ってものなのでしょう。
雨でも、天晴れ!なバンドであります。

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October 25, 2008

オールマンな宴

ライヴ、ライヴ、ライヴ!
毎週のように、友人たちのライヴがどこかで開かれていて
前夜、あちこちの出演者たちからメールが届く。

チケットある?
待ってま~す!

それぞれに、ナイスガイな方々ばかり。
そんなお誘いのままに、あちこちと出かけていくうちに、
耳に馴染むナンバーができ、フレーズを知り、
今は亡き偉大なバンドの存在を知るようになった。

オールマン・ブラザーズ・バンドというバンドもその一つで、
サザンロックの伝説的なバンドだ。
わずか2年ほどの活動で、一世を風靡したにも拘わらず、
リーダーであるデュアン・オールマン(兄)が交通事故で命を落とす
という悲劇が起こる。
時に、1971年10月29日。
デュアン(ギタリスト)24歳だったそうだ。

そして、その彼の命日の前後に、全世界で彼と彼のバンドを偲ぶライヴが
いまでも開かれるという。
すでに30年以上の時が過ぎているのに、である。
ここ神戸でも、今年で5回目(?)というライヴがあり、
すでに2週間以上も前に、チケットある?というメールが届いていた。

サザンロックという骨太な音楽。
高度なメロディーラインに、複雑なリズム。
いま、かのバンドが生き続けていたら、ここ日本にもいまだにツアーで
訪れていたかもしれないと妄想させる。

そんな古びないロックを、時にエネルギッシュに、クールに
魅せてくれるロックなナイスガイたち。
ワイルドな色気があって、でもどこか20代のギター小僧のようでもある。

ときに、実年齢をスケールとして、「ええ年」云々という表現がなされる
ことがあるけれど、まったく「ええ年」という表現のネガティブさといったら
ない。
そうではなくて、実年齢をはるかに超えて、そんなことはどっちでも
いいと感じることがステキなのだ。

オールマンなライヴは、まさにそんなナイスな大人たちばかりの宴で、
なんとも心地よく、濃く、深く、熱くて若い夜でありました。


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October 20, 2008

キャラメルなライヴ!

19:00開演だったから、もうステージの半分が終わってしまって
いる頃だろうか。

早朝からとっぷりと日が暮れるまで、フィールドで遊んだゴルフ・デー、
ぐったり疲れて送ってもらった後、その足で、ご近所のチキン・ジョージへ
向かうと、予想通り、ちょうどハーフタイムといったタイミングだった。

けれども、予想を超えていたのは、フロアからあふれんばかりの
観客の多さだった。
ほぼスタンディング! ほぼダンシング!
WOW! これってどういうことなの!?
って、つまり、そういうことで。

仲良しのバンド、プラッシーの初チキンでのワンマンライヴ!は
4月にリニューアル・オープンしたチキン・ジョージに出かけた
ライヴの中で、最強&最大の観客数のようだった(ワタクシ的)。

立錐の余地なしの満杯のフロアでは
何故か、バンドメンバーたちがお土産を配り歩いてらっしゃる。
昔の興行でいう「おせんに、キャラメル」なんでしょう。
キャラメルがトッピングされた和なケーキ、おいしゅうございました!

して、そのハーフタイムの余興が終わると、後半のステージ!
あとはとどまることのない、ノン・ストップ・ミュージック!
チキンのステージの音響はピカイチで、突き抜けるボーカルと
重厚的なサウンドとリズムがフロアに渦巻いて、
まったく別次元の空間がそこに現れてしまうのだった。

老舗ライヴハウスの面目躍如というべきか。
いえ、そのステージに立つ彼らの徹底したエンターテナーな感度が、
フレンドリーな中にも、プロなバンドのスタンスを死守している感じが、
なんとも好ましいのだ。

して、あとで知ることになったセットリストによれば、
しめて全32曲のメジャー・ナンバーが繰り出されたというのだから
恐るべし、である。
彼らには、エア・チャージャー必須。
私たちには、強めのアルコール必須、とでもいいましょうか。

何故? と問うても、きっと答えはなくて、
そこに山があるから的なものがあるのか、いえないのか…。
でも、なんだかスポーツのような、そんなライヴ。
走り抜ける快感のような、そんな演奏、そんな音楽、そんな場、
そんなチキン・ジョージは、そうはないだろうと思う。

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October 19, 2008

ロストボール・ゼロ

こうタイトルを書いて、そういえば、この間(ここしばらくから現在までの間)
似たようなDVDを観たなあ、と思い出す。

小栗旬主演、三池崇史監督作品。
タイトルは「クローズZERO」。
劇画が原作だからなのか、とんでもなく劇画チックな映画で、
鈴蘭という名前の男子校に集う、高校生とは思えないほどの
暴徒たちの物語だ。

巷のイケメンたちを、これでもかというほどの暴徒に仕立て上げて
いるのに、何故かあんまりヤナ感じがしないのが、
三池監督ならではか。

もとえ、そんな映画のタイトルにも似た1日は、かれこれ2週間ほど
前の日曜日の出来事。
この間の記憶は、すでにあまりにも多くの出来事によって、
果てしなく過去の1日になってしまっているのだけれども…。
記憶を掘り起こすようなメモとして記しておきたいと思う。

それでも1年ぶりのラウンドは、私にとっては爽快のひと言だった。
コースは東条の杜カントリークラブ。
そこがだいたいどのあたりなのかも定かではない私がピックアップ
されたのは、朝7:40。
再び、同じ場所へ帰ってきたのが20:00だから、ゴルフというのは
とても優雅で贅沢な遊びである。

1回のレッスンと、3回の自主トレ、そしてコーチが貸してくださった
ゼクシオの7番アイアン。
わずかこれだけのトレーニングと、1本のクラブで、ワタクシその日、
それまでのスコアを目標通りに(いえ以上に)
マイナス30以上、アップさせた次第。
大きくコースをはみ出すことも、小さなボールを谷に落とすこともなく、
ロストボール・ゼロというささやかな悦楽とともに、
ゴルフというスポーツの正しい道筋をなんとなく体得できたような
達成感を味わうことができたのであります。

天文学的な打数に打ちのめされつつも、
お誘いを断ることなく、ひそかにトレーニングし、少しずつ進んでいく
そのプロセス。それが実は、なかなかに快感なのだ。

しかも雲ひとつない日本晴れのフィールドは、とても美しく、
ラウンドするメンバーたちは、気の置けないナイスガイ。
次回は春。
また、ひそかやかにトレーニングに励みましょう。


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October 18, 2008

褪せない写真

そう、ヴィンセント・ギャロだ。

間違いなく誰かにそっくりなのだけれども、それが誰だったのか、
ずっと思い出せなかったのだけど、不意に思い出した。
「バッファロー66」というギャロ主演・監督のロードムービーが公開されたのは
もう10年ほど前になるんだろうか?

そのギャロと、なんともいえないほど似ている彼とは、
1カ月ほど前のミッドナイト、加納町のバーのソファで遭遇。
友だちつながりで、夜をまたぎつつ、あれやこれやと話したらしい。

その話題の一つが、「ヘルムート・ニュートン展」。
ギャロくんがコーディネートを務めたという写真展へ、
ぜひ出かけましょう!ということになった模様。

常にアップ・トゥ・デートな過激なファッション写真で知られているニュートン。
ヨーロッパのメガ・ブランドの数々のコマーシャル・フォトを
長年に渡って手がけてきた巨匠。
硬質なエロチシズムには定評があり、目をそらさずにはいられない作品群は
リアルを常に「超えて」いる印象。
構図も、コントラストも、ストレートなのに、深い奥行きがある。

ということを、改めてファッション美術館のギャラリーで開かれている
写真展「オート・エロティック」で実感した。

ワーゲンのビートル・ニューモデルのキャンペーン写真を撮る写真家として
ニュートンがフューチャーされたのは1999年。
完璧に美しい曲線のニュービートルと、
アスリートのように攻撃的なボディのヌードな女性のコラボレーションは、
ニュートン79歳とは思えないほど「超えて」いて、クラクラしてしまう。

けれども、ニュートン自身はとがっている風情はなく、
ラコステのポロシャツをそのまんま身に着けている、
なんてことはないごくごく自然体のおっちゃんなのだ。

メーキング・ビデオで、ニュートンはこう呟く。

記憶できない、絵も描けないから、すぐメモにしてしまう。
このニュービートルのキャンペーンのアイデアも、
もう随分前に、ほらこんな風にメモしてる。
「オート・エロティック、運命、ヘビーマシーン」とね。

加工された「超現実」を演出するプロデューサーであり、
クリエーティブ・ディレクターであり、
最終的に、フォトグラファーであったようなのだ。

そのビデオと、ギャロくんの解説によるニュートン像は
アグレッシブで、チャレンジングで、でも、ナチュラルでとぼけている。
つまり、どうしようもないほどの「天才」だったのだろうと思う。

そんな枯れることのない「天才」だからか、
いまから5年ほど前に亡くなったのは、交通事故によるものだったそうだ。
そうでもないと、死なない人だったんじゃないですかね、とギャロくん。

たしかに、彼は鬼籍になっても、ずっと第一線のままでいて、
いまもまだ誰も彼を超える人(写真家)は現れていないように思えたりもする。

何十年前の作品も、数年前の作品も見分けがつかず、
いまだに彼の写真は、ちっとも褪せることはない。
写真は若く、迫力と緊張感があって、彼の眼差しがいかに特別だったかを
強く強くメッセージしている。

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October 16, 2008

フレッシュトマトのブラッディ・マリー

酒宴つづき。

お誘いには乗ってみる!ワタクシは、タイミングが微妙に
あわないときに限ってしか、お断わりしないので、
結果、あらららというくらい続いてしまうときがある。

がために、夜を深くすることが数々あって、
けれども、たいがいはきちんとしている風に見えるらしい。
幸いである。

ところが、数日経って、何か忘れ物をしているような気持ちに
陥ることがある。
1週間ほど前、出版記念パーティーの帰り途、突然、
仲良しの某支配人にお誘いいただいて寄ったBarに
忘れ物をしたような…?
「したような」と思うのは、探しているものがないからで、
いつのまにか行方不明になっている。

でも、あのカウンターの、あのスツールに、私は置き去りに
したんだろうか?
憶えていない。
(だから、忘れ物なのだけれども)。

そんなに酩酊した記憶もないし、何より、何をいただいたかを
鮮明に憶えている。

忘れられないのは、ブラッディ・マリーで
そのKという名前のBarには2種類のそれがあったのだ。
カウンターの向こうの爽やかなバーテンダー君は、こう言った。

フレッシュトマトになさいますか?
それとも、缶のトマトジュースにしましょうか?

こう訊かれて、じゃ、缶でなんていうことは、ない質問である。
もちろんフレッシュトマトでしょう、ここは。

すると、いただいたことがないブラッディ・マリーが出てきた。
ロングカクテル用のグラスではなくて、
ロックグラスで。
しかも、ソルティー・ドッグみたいに、グラスの縁に塩がまぶしてある。
これが最高に美味なる、初めてのブラッディ・マリーだった。
とんでもなく粋なカクテル!
野趣に富んでいて、しかもフルーティー。
お酒とは思えない感覚のドリンク。
バーテンダー君と同じように、なんとも爽やかなのだった。

そんな鮮明な味の記憶があるにも拘わらず、行方不明になった
モノを探して1週間後に、同じ扉を開いてみた。
懸案の忘れ物はそこには見当たらず、いったいどこで行方不明に
なっているのか、今日現在も分からない。

まったく、どこに居るのでしょうか?
いえ、どこに在るのでしょうか? が正しいのだけれど、
その扉を開いて、同じスツールに座ったら、また新しいお酒を
いただきたくなった。

スッキリとしたロングカクテルを、とリクエストしたらば、
バーテンダー君は、テキーラとバナナリキュールで
美しいエメラルド・グリーンのドリンクを供してくださった。
とても色が美しくて、キリッとしすぎるほどのシャープさ!
その場のオリジナルなので、名前はないドリンク。

曖昧な記憶、曖昧なカウンター、いまだ見つからない忘れ物。
けれど、何故、私は新しいお酒、レシピ、グラスの佇まいは
憶えているんだろうか?


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October 15, 2008

ストイックな男

ストイックな男。

基本的に、そういう人が大好き!
禁欲的。
欲があっても(あっても、なくても?)、別の次元で
欲を封じ込められる人(一瞬)が、好きなのだ。

何故、こんなことを思うのかといえば、邦題の「ラスト、コーション」に尽きる。

何故?
Lastと、Cautionが「・」ではないのか? と思っていたら
ラストはLastではなくて、Lustなんでございます。

「Lust, Caution」
まさに、「色」ありての「禁忌(危険信号)」なんでしょう。
つまり「色」と「戒」。
曰く「Lust, Caution」

こんなタイトル!と思いつつ、タイトルは変えられず、
そこにある「ラスト、コーション」(「Lust, Caution」)だとすれば、
アン・リー監督は、やっぱりなんともいえずアン・リーなのだ。
アン・リーは理想と現実ってものを、「分かりすぎてる」。
だからこそ、好き、大好き!って言いたくなっちゃう。

で、ところで、です。
「ラスト、コーション」のトニー・レオンって、本当に最高と、しみじみ。
そのレオン氏が、私の友人にほんとうにソックリだったの。
あまりに、クールでカッコよくて。
エイジアンだから、トニー・レオンと骨格が似てるんでしょう。
でも、骨格だけじゃ、やっぱり似てないし、似てるわけがないのです。
ただ、空気は最高に似てます。

そんなこともあって(なくても?)の「ストイックな男」。
さっぱり、そういう人、好きです。
でも、自分に向いてるベクトルはダメ、NGでございます…。

って、何がいいたかったの?ワタクシ。

とさらに脈絡がなくなりつつありながら、つまりはアン・リーを
絶賛したかったんでしょう。
アン・リーほど「ストイック」な監督、いないと思うから。


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October 13, 2008

平和でシアワセな休日

土曜日から始まった写真展へ出かける約束が延びて、
某イベントのサポート業務の必要もなくなり、
久しぶりに、予定らしい予定がない休日。

しかも、空は澄み渡って気持ちよく、お休みは3日間も続くのだ。
ベランダでは、鶏頭が赤い花を、ハーブが白と黄色の花を咲かせ、
ルッコラとミントもすくすくと伸びている。
リビングには、コスモスが秋真っ盛りの風情をたたえて、
もう、これだけで十分にハッピーな気分。

1カ月ぶりの美容院でリラックスし、
来週末に迫った仲間うちのコンペに向けて、110球の自主トレに励み、
丁寧に床を研いて、クローゼットの中身を夏から秋へと入れ替え、
書斎の書類をばっさり捨て去ったり、ファイリングしたり、
予約していたブーティー(なかなか可愛いモデル)をピックアップして、
フェイバリットなブランド・ショップへお直しを頼みに出かけ、
NHKで、北京で最後のメダルを取って引退した浅原選手のドキュメントを
(これが、なんとも爽やかで感動的な番組でありました)
DVDでは、アン・リー監督の「ラスト、コーション」
(これがまた、素晴らしい傑作!さすがアン・リー!)を観賞。

休みながら、こまごまとした家事や用事をを片付けていく時間は、
とてつもなく平和で、ゆるゆると穏やかだ。

とても当たり前のことだけれども、やっぱり仕事だけじゃつまらないし、
仕事だけでは満足できない。
ゆるゆるとした頭の中で、それでも何かを考えていたりすることも
あるのだけれども、静かで穏やかで何かが満ちてくるような、
そんな日常があることが、本当に大切なのだなあと思う。

さ、明日から、また新しい1週間であります。
ビジーモードであったとしても、どうか平和なハッピーが続きますように!


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October 10, 2008

ドイツワイン・クルーズへ

仲良しのマダムにお誘いいただいて、週末金曜の夜、
高浜岸壁へ。

毎年、恒例だという「ドイツワイン・ロマンティッククルーズ」である。
今年は迎えて10回目。
ドイツ領事館、日独協会、ワイン文化協会をはじめ、地元自治体までが
参加している実行委員会主催のイベントらしい。

といっても、まったく堅苦しいものではなく、クルージング船、コンチェルトを
会場にした、ドイツワインの大パーティーといった様相。
貸切になった船内は、いくつもの部屋を自由に巡れるドイツワイン試飲の宴
といった趣向で、ワイン好きには堪えられない。

供されるドイツワインを仕切っていらっしゃる方には、
これまた仲良しのワイン・インポーターのMさんがいらっしゃって、
一挙に和んでしまった。
ウエルカムのゼクト(ドイツのスパークリングワイン)に始まって、
白はリースリング、フランケン、赤はバーデンなどなど、
その芳醇な味わいをたっぷり楽しませていただきました。

何より、ドイツとドイツワインが大好き!という方々(というか
単なるドランクン)が大半を占める宴が楽しくないわけがないわけで。
船からの夜景はそっちのけで、初めてお目にかかる多士済々な方々と、
あっというまにグラスを空けてしまうワタクシ…。

中には、ワインは、リースリングしか飲まない!なんておっしゃる
ドイツワイン・ラバーの方もいらっしゃったり、
この日は神戸で1泊を恒例とされているカップルがいらっしゃったり、
ある意味、どこか不思議なクルージング・パーティーでもありました。

それにしても、コンチェルト定番の中華料理にも、絶妙にマッチング!
ドイツワイン、なかなかスタンスの広い愛いヤツであります。

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October 09, 2008

とても気持ちのいいスーツ

夏が終わったかと思ったとたんの秋。

ちょっとしたパーティーが入っていた某日、
新しいスーツで出かけてみた。
フェバリットなブランドの新作、とはいっても、
そのブランドでは定番ともいえる、ネイビーのペンシルストライプ、
テーラードのパンツスーツである。

ラインがとても美しく、カラダに寄り添ってくれるような
その着心地たるやバツグンであります。
着ているだけで気持ちがいいというのは、そうはないもので
久しぶりに「服」を着る愉しさを味わった次第。

ファッションというのは、とても微妙で、
いかに美しくても、イコール着心地に結びついたりはしないし、
たとえコンサバであったとしても、ほんのちょっとしたパターンや
細工で、とても「今」なニュアンスになったりする。
顕著なのはショルダーのラインと、ウエスト位置でしょうか。

このブランドを偏愛するようになって、すでに10数年以上?の
ワタクシ。
ワードローブには、いつか視たようなスーツやシャツだらけと
なっているのだけれども、それでも新しいラインが欲しくなって
しまうのが、微妙にトレンドを取り入れるデザイナー氏の手腕って
ものかもしれない。

いえ、単に、ショッピング中毒、 ブランド偏愛者ってだけなんで
ありますが、好きなものは好き!
フェイバリットな「服」がもたらす気持ちよさは、他では味わえない
ハッピーだと思うのであります。


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October 07, 2008

ぼくらは簡単な言葉で出来ている

友人のコピーライター、リカちゃんの出版記念パーティーで
堂島リバーフォーラムへ。

彼女の、おそらく初めての著作であろう写真集は
ちょうど出盛りのみかんのような色の表紙で、
そこには1匹の柴犬が映っていた。
どこか哲学者(犬)のような彼が本の主人公である。

とはいっても、彼女が撮った写真ではなく、若い女性写真家が
(といって女性とことわる必要もないのだけれど)
ポラロイドで撮った、彼女の愛犬である柴犬まめの写真に
彼女の言葉が添えられている。

まめの歩く足取りと同じように、
その言葉は、ずっとどこかを歩いていて、何気ないものを掬い上げる。
いつものリカちゃん流である。

彼女の流儀、彼女のセンスは常に一流で、いつもおよそ屈託がない。
書きたいものを書きたいように着地させて、
彼女のパートナーの絵師(全方位的アーチスト!)である学さんの
とても怪しい花魁風女たちには、女衒のような言葉を書き連ね、
柴犬マメには、一緒に散歩しているかのようなのどかさが漂う。

まさに、写真集のタイトルどおり!
「ぼくらは簡単な言葉で出来ている」、そのものなのだ。

出版パーティーも然りで、堂島リバーフォーラムの4階ギャラリーを
会場にしてしまう、そういうのがリカちゃんだ。

けれども、その楽しい宴に1時間半も遅れてしまう無粋なワタクシ。
真っ白な壁のギャラリーは、すでに楽しげな自由人がいっぱいで、
彼女ワールドの力か、みんなぬくぬくと嬉しそうだった。
彼女を慕う若いアーチストやコピーライター、デザイナーの男子、女子たちが
スタッフとしてニコニコとサービスしているのも、とても好ましい。
テーブルには、気の利いたフィンガーフードがたっぷり!

主役のリカちゃんと、写真家の西さんはしっとりとした和服姿だ。
ハンチングがトレードマークの彼女は、和服のコーディネートもうまい。
そう、彼女は何かをコーディネートしたり、誰かを結びつけたりするのが
とてもうまいのですね。

こういう時間、場、コトを創ることが出来る、彼女の天性。
完璧なのに、ちっとも力が入ってない感じが
なんとも天晴れなのであります。


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October 05, 2008

神戸マルシェ in  雨のワイン城

雨。
今日も、またもや雨である。

2年前、初めての「神戸マルシェ」のとき、会場は素晴らしき神戸の森、
森林植物園ということもあって、雨のためにとんでもなく混乱した
という情報が、その日のうちに入ってきた。

山の中腹にある森林植物園を、主宰者、出店者は買い被っていたのだ。
しかも、雨。
雨なら、お客さんは来ないだろう。
と思うところへ、雨にも拘わらず、神戸を代表する出店者の料理人の味を
求めて、お客はやって来たのだ。
それ、当然です。でしょう?

という1回目の教訓があったからなのか、2回目の会場は「神戸ワイン城」。
雨が降っても、回廊がある施設だから、避けられる。
かつ、六甲の中腹の森林植物園のように、公共交通機関がほとんどない、
ってこともない。
準備は万端である(はずだ)。

なのに、雨。雨、またもや雨なのだ。

前夜、「ほうるもん」ツアーでたっぷりと愉しんだワタクシでありましたが
「神戸マルシェ」はどうしても素通りすることができないイベントであり。
その数日前に道端で遭遇した、良友さんちのリョウちゃんが初めて出店するって
こともあり、出かけてみた。

雨なのに、すでに満員御礼的モード。
顔見知りの近藤亭の近藤さんに「雨ですね~。雨男、いらっしゃったりします?」と訊くと、
笑いつつ、きっと「コム・シノワの西川さんだと思うよ(笑)」とひと言。
雨男、やっぱりいらっしゃるのだ。

もちろん、雨男がいらして雨だとしても、出店ブースの美味しいものは美味しい。
天気に関係ない。
雨の中、ずらりと並ぶ行列が延びていったりもする。
美味しい!と思う気持ちや、その評判は天気には関係ない。
そう思えるスタンスが、実は大切だし、きっとそう思える場だから麗しいのだ、
とも思うワタクシ。つまり、楽しいのであります。

雨でも、お天気でも、美味しいものを食べたいし、持ち帰りたい。
というわけで、雨の神戸ワイン城。
ホリイゲ(ワインのどぶろくね)を何杯もお代わりしつつ、
震えるくらいおいしいディッシュをいただき、テイクアウトしました。
リョウちゃんところのハスゴハンや、コム・シノワのバリエーション豊かなパン。
マツシマさんちのブランド豚(銘柄は失念)のソテーのセット
(鴨肉セットは売り切れでありました)。

すべて、プロのお仕事だから、当然、アウトドアでも雨でもおいしい!
(つまりコンディションが悪くても)、っていうのは
本当においしいって証であって、ハッピーであります。

よく食べた~。うるうるするくらい美味しかった~。
そう感じるほど、よく食べることができるってのは、根源的ハッピー!
ハッピーそのものであります。

雨の神戸マルシェにThanks!(^-^)


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ホルモンのメッカ的界隈で

仲良しの「音楽系」つながりの方々にお誘いいただいて、
新大阪サウス、「西中島南方」へ。

かつて、界隈で仕事し、界隈で飲み食いしてた経験があるエリア。
直截な名前、「西中島南方」という地名はそそられる名前なのだ。

「西中島南方」は、歓楽街。
その歓は当然飲食で、かつ、その飲食はディープでリーズナブル
ってことなんです。

そのベクトルのままに、飲食のテーマが「ホルモン」ってことになる
のをウキウキとして待ち、そのまんま楽しめる!っていうのは最高。
「ホルモン」関係居酒屋さん、最高!
ってくらい、その夜、酩酊しちゃいました(笑)。

ホルモンのルーツは、「ほうるもん」。
曰く、内蔵、臓物関係である。
けれども、河豚の肝と同じように、禁忌的フードは常に美味しい。

けれども、「ほうるもん」に見事な仕事をして、何杯ものグラスを
空にして、その場にコミットするすべての人を幸せに酔っ払わせて
しまう力がある店がある、っていうのが、「西中島南方」なのだ。

街場の、そっけないほどの屋号の店。
その名前は「あらた」だけれども、何故か忘れてしまうかもしれない、
忘れてしまうほどゴキゲンになってしまう、そんなお店で、
そのまんまゴキゲンになり過ぎてしまう友人、そしてワタクシなのでした。

正直な飲み方。
ホルモンだからそうだったのか、
ホルモンを一緒に食べたくなるそんな仲間、友人だったからなのか。

そんなことは、つまりどうでもいいって思える、
新大阪サウス、ディープでとんでもなく楽しい宴でした!
また、「ほうるもん」的ツアーをご一緒に! 

Many Many Thanks!(^-^)


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October 04, 2008

初めてのレッスン

春と秋、恒例になっているコンペが2週間後に迫っていて、
さらに春には参加がかなわなかったため、
コースへ出るのは、どう考えても、いえ考えなくても1年ぶりなのだ。

いつも直前に、このままでは!と思いたち、
100球程度は自主トレして出かけていくのだけれども、
そんな付け刃の自主トレで劇的な向上はのぞむべくもない。

なので、ちょっとしたご縁が出来たレッスン・プロの元へ
初めてのレッスンを受けに赴く。
某駅にほど近いビルの中にある可愛らしいレッスンスタジオだ。
土曜の午前中、生徒は私1人だけのマン・ツー・マン。

独特のストレッチを受けて、ウオーミングアップ。
そして久々に7番であります。
どうグリップしていいのか、アドレスはどうだっけ?
ぼんやりとカラダが記憶している動作を、カラダが思い出すのに
とても時間がかかってしまう。

けれども、さまざまなスタイルを見抜いてきた人の言葉は
とても的確で、まるでカラダに新しい動作をメモリーするプロトコルの
ようなのだ。

同じ私なのに、そのプロトコルによる次の私は、さっきの私ではない、
といった感じ。

ビギナーの記憶は曖昧なので、プロの手になる記憶の植えつけは
あっというまに、それらしい所作を上書きしてくれる。
小一時間でも、なんだかぐぐっと上達した感覚があって、
2週間後のフィールドも恐れるほどのことではない予感を覚える。

結果、上等の7番を拝借する運びとなり、1年ぶりのコンペへの首尾は
目下、上々といったところかしらん?

目標はマイナス30のスコア・アップ。
ちょっとしたコツの習得で、本当に劇的に結果が変化してしまうのが
ビギナーのビギナーたる楽しみ方なのだ。
がんばります!

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October 01, 2008

偶然、再会してしまう方々と(その6)

その後も、奇妙なタイミングで続々と、再会が続くこの頃。

某日、2年ぶりくらいの大阪の友人から、
いま、三宮駅前にいるんだけど!とコールがあり、
10分だけしか会えないけれどいい?と
ぐあいよく、その近辺に居たワタクシはあわてて駅前に移動して、
彼がつい1カ月ほど前に出版したばかりだという著書を頂戴する。

10分だけしかというのは、方便じゃなくて、本当に10分しか
余裕がない、というのが残念至極だったのだけれども。

オレンジがテーマカラーの彼のご本は、その装丁もオレンジ。
元気が出てくるビタミンカラーであります。
何より、嬉しかったのは、どんなタイミングであっても、
ちゃんと憶えていただける位置、距離に居ることができるってこと。

それこそ本当にありがたき、プレゼント!なのだと思う。
ありがとう。


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