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May 23, 2009

春、誕生のシーズン

ここ1、2カ月、おめでたいニュースが続いている。
遠方、近隣の友人たちから、次々とホットなニュースが届けられて
やっぱり、春はこうでなくちゃ!と思うこの頃。

新しい命のご誕生がお二人、
新しい門出を迎え、さらに新しい命を授かっている方、
新しい住まいに移られた方がお一人ずつ。
それぞれのシアワセに満ちたメッセージは、なんとも愛らしい。
世の中がどんなに不透明であったとしても、
それを乗り越えていける源、いわば揺るがないユニットを、
きちんと形作っていらっしゃるのだなあ、と思う。

一人ひとりの顔を思い浮かべて、それぞれにお祝いを選ぶのは
とても楽しい時間で、さらに、先々からすぐにありがとう!の声が
返ってきたり、丁寧なギフトが再び返ってきたりして、
本当に嬉しく、ありがたい。

それは、実はとてもささやかなことなのだけれども、
そういうささやかな喜びと嬉しさで、春が満たされていく。


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May 19, 2009

はるかなる友だち

SF映画のシーンのような、デジャヴ感。
戒厳令が敷かれたように、神戸の街は昼も夜もひっそりと静かだ。
いつものざわめきが鎮まり、空気の流れが止まっているかのよう。

1年で一番爽やかで気持ちのよい季節なのに、とてももったいない。
けれども、それをどうすることもできないのが、もどかしい。
いまだけにとどまらず、これから、いろいろなフィールドで
さまざまな影響が出始めていくのだろうか…。

そんな街の風景を目にした、遠方そして近隣の友人たちから
思いがけないメールが届く。
大丈夫? というトーンで。

すでに、この街を離れて10年以上にもなる東方の友人からは、
店頭から驚くほどのスピードで姿を消したマスクを送りましたから!
なんて、メッセージが!
とてもありがたいギフトだけれども、どこかSFマンガのような展開で、
思わず笑ってしまった。
「送りました!」という過去完了形なのが、ステキ!
本当に、どこにいても、ありがたきは友人たちであります。
ありがとうございます!

ともあれ、どうぞ、1日も早く、街に元気が戻りますように。
何事もなく終焉に向かいますように。


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May 18, 2009

まきちゃんのビストロ・カウンターで

春先にオーナー・シェフのまきちゃんからアナウンスされていた日から
ちょうど1週間あとの本日、18日、18:00にオープンするんです!
というのを、ちょうど1週間前に第1号店で聞いていた。

第1号店をリニューアル・オープンして1年あまり。
若きオーナー・シェフは、いつも朗らかで、チャレンジングで、
その2号店はご近所でもあるし、必ず!と思っていたらば、
このタイミングで、世の中は得体の知れない「不安」に満ちている。

不要不急の用がない限り外出しないように、って、いう、
平べったい言葉のアナウンスがあったりする。
そんな今宵18:00、新しくオープンするお店もあるのにね、
「不要不急」って、何が不要で、不急なんでしょう?って問いつつ、
オーナー・シェフまきちゃんのお店に向かう。

まきちゃん、とは、真紀と書くからで、初めて会ったときから
そう呼ばれているのだときいた。
笑顔が素晴らしく、カウンター越しにさりげなくいろいろなモノやコトを見ながらも、
気づいていることを一切気づかせない、そんな自然体なのだ。

そんな彼のオープンのお祝いは、彼の出身地、九州の焼酎の一升瓶である。
ご近所のPENTYで、御祝のお酒をみつくろっていただいたものだ。
ラベルにゴールドが入っていて、名前にも「金」が入っている
お祝いにふさわしい一升の祝い酒。
さすがPENTYである。

オープンから3時間後に、ようやくたどりつくと、カウンターも、
テーブルも一杯だった。
お祝いのシャンパンから始まって、まきちゃんおまかせの一品にあわせて
カベルネ・ソービニヨン、ソービニヨン・ブランを、同じくおまかせしてしまう
ワタクシ。

まきちゃん曰く。
カウンター越しでは、今日で4回目くらいなんだけれども、
××さんとは、すごく長いつきあいじゃない?
だから、次が何か分かる、なんて言ってくれたりするのだ。
(それで、次を制されたりもするのですが)。

長さを何で計るかは別として、長いんじゃなくて、何かがきっと響くんでしょうか。
まきちゃんは、九州男児なのだけれども、
絶妙なものをいつも心得ている気がするのだ。

そんなオープン初日のカウンターは、にぎやかで、華やかで
あー、行ってよかった!と思えるゴキゲンさが、あっというまに増幅してしまった次第。

今宵は月曜日! 初日から罪作りな、まきちゃんのビストロ・カウンターであります!

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嗚呼!悦楽のゴルフ

スポーツというのは、本当に不思議なものである。
アタマよりも、カラダのほうが記憶がいいということを、常に教えてくれる。

考えるよりも、カラダを動かして、その記憶を呼び覚ますことのほうが正しい。
脳は忘れるけれども、カラダはなかなか忘れないような気がする。

そんなことを改めて思うのは、毎週1回のゴルフレッスンを受けるように
なってからだ。
マン・ツー・マンで70分。
ドリルのようなプログラムをこなしながら
まだ覚醒していないカラダが、少しずつ思い出そうとするプロセスが、
自分のことなのに自分でないように思えて、どこか奇妙で新鮮だ。

ビデオで撮られたそのプロセス動画は、私のようで、私ではないように
錯覚してしまうほど、「上達」しているのであります!

スコアは、初めて経験したときの3分の2ほどになり、
フォームも、別人のよう(笑)。
それに連れて、「道具」がビギナー用では飽き足らなくなる、という
フェーズまで来てしまったこの頃。

初めてのレッスンを受けたときは、クラブのあれこれなど思っても
みなかったワタクシなのに…。
上級の「道具」は何もかも違う!ということが分かるようになってしまった
のであります。

何故、世の中に、中古ゴルフショップがあるのか?
そんなことも思ってもみなかったのに…。

カラダがそう確信して、脳が「では買い換えましょう!」と言っているのだから、
ここはカラダと脳に従うしかないのでありましょう。

というわけで、ワタクシ、衝動的に、
有名女子プロも使用しているらしい、某大手メーカーDのXというブランドの
ハーフセットを、よろよろしながらも予約してしまった次第であります。
かれこれ6年ほど、苦楽をともにしたセットは下取りしていただけるらしい。

こうして、駅のホームでエアゴルフをしてらっしゃる御仁と変わりなく
通俗的かつ悦楽的ゴルフワールドへ、はまっていくことになるのでしょうか?

クラブ6本のワンポイントのデフォルトカラーを、ピンクから赤にカスタマイズして、
この思ってもみなかった展開に、少々唖然としているワタクシ…。
まったく、どうしてこんなに享楽的なんでしょうか。


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May 17, 2009

マイ・ファースト・トレッキング

ひょんなことから、「京都トレイル」に参加することになった。

トレイルとは、森の小道とかいう意味で、転じて山野を巡る
トレッキングのことを指すらしい。
「京都トレイル」とは、盆地である京の都を取り囲んでいる山々を
一周する山道のことで、なんと一周70キロ以上もの小道に
目印の杭が整備されている山歩きコースなのである。

ということを、きちんと知ったのは、6回に分けられたコースの
第1回のトレッキングをなんとか無事、歩き終えてからのことだ。

お誘いを軽い気持ちで受けたのは、4月半ばのこと。
京の山々のことをまったく知らなかったワタクシは、
ハイキングレベルだからという友人の言葉を、軽く流して聴いた。
数年前、山用のバックパックを購入していたものの、未使用で、
ようやく出番が来たわ、と思ったのである。

せっかくの機会だもの!と、デンマーク製のトレッキングシューズ
まで買いこんでしまうワタクシ。
表革は、YAK(ヤク)の革ですからすごくいいですよ!と、
ご近所の靴屋さんの店長に強力に勧められるままに、だ。
ボクも、六甲山に上るときは、これ履いてますから。
YAKとは、チベットに住む野生の牛のことらしい。
もちろん、超ビギナーの私には、ネコに小判といっていい
高級な靴である。

けれど、この表革がYAKの靴が、真夏日の中の初トレッキングと
なってしまった私を、強力にバックアップしてくれることになった。

伏見稲荷駅前のスタート地点から、稲荷神社の総本山・伏見稲荷神社、
清水寺、東山山頂、そして蹴上まで至り、南禅寺まで抜けるコースは
全長10.5キロ。
30分の休憩を入れても、全5時間半のアップダウンの山道の行程は
修験道を思わせる、それはそれは過酷な体験となった。
前夜4時間睡眠という無謀なコンディションなうえに、歩きなれていない
私には、先の道を想像することができないからだ。

歩いても歩いても道は続き、決して高くないのに、山の頂は見えず、
頂上といわれたら、今度は滑る山道をくだるしかない。
水分を補給しても、それが次にはすべて汗となって出てしまうような
ひどい暑さ! 
まったく、何故、ヒトは山に登るんでしょうか?と、自問しつつも
歩くしかないのである。

最後は、重い脚を引きずるようにしつつ、どうにか歩き終えたら
南禅寺の大きな門と境内の若葉がとても美しかったのを、
1週間経ったいまも、ハッキリと思い出す。

初めてのことは、初めてなのだから、いつもこんな風だ。
でも、こんな風に初めてを体験するのが、私は大好きなのであります。

次回は、6月半ば。
お盆の送り火でしか見たことのない、大文字山への道行きだ。
さて、いかがなりますやら、であります。


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May 16, 2009

波止場町無番地の夜

波止場町無番地。

そのアドレスは、今さらながら神戸が港町であることを感じさせる。
番地がない場所、というのは、どこか不思議の国への入り口の
ような気配がするではないか。

とはいうものの、その無番地の場所は、オフィスからものの10分圏内にあり、
その初めての場所を訪れたのは、すでに2週間以上も前のことなのだ。
けれども、記憶の中の何かが、どうしても記しておくべしと、言っているようで
こうしてしたためておきたいと思う。

そもそも、仲良しのバンドの3度目のライヴのご案内をいただいたのが
始まり。
さらに、その前夜、そのバンドつながりのご近所のお店の前で
偶然にも、お店のマダムと遭遇したのがご縁の不思議さだ。

明日のチケットあるんだけど、明日どうしても行けなくなってしまって…。

という言葉に誘われて、春の香りがいっぱいのおいしい一品とお酒を
いつのまにかいただいて、ゴキゲンになってしまっていたのだけれど、
James BluesLandでのライヴチケットは、こんな必然的偶然さで
私の手の中に舞い込んで来た。

「金子マリ Presents7th Element Will」

チケットには、そう書かれていた。
金子マリ。どこかで聞いたことがある名前であり、
つまりメジャー系の女性シンガーらしい、と認識するワタクシ。
仲良しのバンド、バーバリアン(野蛮人というネーミングだ)は
このバンドの前座なのである。

そしてGWの谷間のその夜、初めて訪れた無番地のライヴハウスは
いろんな意味で不思議な世界そのものだった。
うらぶれた港町のはずれの、何年も時が止まったかのようなバー、
そんな風に錯覚するくらいに。
何者なのか分からないような方々が、色も形も異なるさまざまなソファに
ランダムに腰をおろしていて、小さなステージはお世辞にも豪華とは
いえないものだった。
けれども、そういう雰囲気すべてが溶けていて、手ざわりがある濃密な
空気に満ちていた。
それが、夜の帳とともにだけ垣間見ることができる世界を包んでいる。

3回目にして、もっとも楽しそうなバーバリアンのライヴのあと
(この夜、もっとも耳目を集めていた、と思う)
彼女がステージに上がってきた。
まあ!私がさっき、カウンターの横ですれ違った女性ではないか!

けれども歌いだすと、やはり彼女はプロシンガーであり、
目を離さずにはいられない濃密な深さがあった。
その声は独特で、歌の中に生き続けて来た人だけが持つ凄みを
放っている。

さっきまでステージにいたドラマーのNさんに訊いてみたら、
すでに40年も歌い続けている人だという。
下北沢のジャニスと、言われてきたとも。

数日後、You Tubeを開けてみたら、Charと歌うシーンに遭遇した。
ビシリと締まっているディーバの風情である。

はたして、あの無番地の夜は、彼女の何千夜目のステージだったのだろうか。


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May 05, 2009

ゴールデンな連休

あれやこれやイベントが押し寄せてきた怒涛のバースデー・ウィークが過ぎて、
そんなに疲れていたのかしらん?と思うくらい、
このありがたき連休の前半は、眠りに眠っておりました。

けれども、日頃、短くて深い(時に浅い)眠りを繰り返しているせいか、
眠りに眠る、というのは、実に快感であります。
世の中には、眠れないというヒトも多くないと聞くけれども、
眠れない、ということは、私には滅多には訪れない現象で、
何故、こんなに眠いのか、と思うくらい、溶けてしまいそうな睡眠を
むさぼっておりました。

ゆるい約束のいくつかと、できればしておきたいくつかのコトを
ゆるい期限のなかで、片付けていくことができる連休。
とてもスローで、ゆるゆるとした時間の流れが、とても気持ちいい。
24時間どころか、48時間、72時間なんて、
あっという間に過ぎ去ってしまうのだけれども、
そのゆるゆるしたモードが、とてものどかで、平和で、あたたかくて
お天気がいいという、それだけでシアワセになれる。

でも、いつから、ゴールデンウィークと呼び習わされるようになったのか。
と、サーチしてみたらば、もう半世紀以上前のことらしい。

そもそも、映画業界がお正月やお盆興行並みにプロモーションするために、
「ゴールデンウイーク」と名づけたのが発端で、始まりは1951年だとか。
名前には、常に仕掛け人がいらっしゃるようです。
でも、この名称が、半世紀以上も生き続けて
この爽やかな季節に、人間本来の生活のリズムやペースを
思い起こさせてくれるたっぷりとした時間があることは、
なかなか気が利いているようにも思えるワタクシ。

何かと騒がしく世紀末的な色彩が強まっているこの頃ではありますが、
「ゴールデンウィーク」という、ある意味で平和な言葉が生きてる限り、
世界は、平和なままのように思えてくるのです。

というわけで、今宵は、ゆるゆると京都へ。


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