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May 17, 2009

マイ・ファースト・トレッキング

ひょんなことから、「京都トレイル」に参加することになった。

トレイルとは、森の小道とかいう意味で、転じて山野を巡る
トレッキングのことを指すらしい。
「京都トレイル」とは、盆地である京の都を取り囲んでいる山々を
一周する山道のことで、なんと一周70キロ以上もの小道に
目印の杭が整備されている山歩きコースなのである。

ということを、きちんと知ったのは、6回に分けられたコースの
第1回のトレッキングをなんとか無事、歩き終えてからのことだ。

お誘いを軽い気持ちで受けたのは、4月半ばのこと。
京の山々のことをまったく知らなかったワタクシは、
ハイキングレベルだからという友人の言葉を、軽く流して聴いた。
数年前、山用のバックパックを購入していたものの、未使用で、
ようやく出番が来たわ、と思ったのである。

せっかくの機会だもの!と、デンマーク製のトレッキングシューズ
まで買いこんでしまうワタクシ。
表革は、YAK(ヤク)の革ですからすごくいいですよ!と、
ご近所の靴屋さんの店長に強力に勧められるままに、だ。
ボクも、六甲山に上るときは、これ履いてますから。
YAKとは、チベットに住む野生の牛のことらしい。
もちろん、超ビギナーの私には、ネコに小判といっていい
高級な靴である。

けれど、この表革がYAKの靴が、真夏日の中の初トレッキングと
なってしまった私を、強力にバックアップしてくれることになった。

伏見稲荷駅前のスタート地点から、稲荷神社の総本山・伏見稲荷神社、
清水寺、東山山頂、そして蹴上まで至り、南禅寺まで抜けるコースは
全長10.5キロ。
30分の休憩を入れても、全5時間半のアップダウンの山道の行程は
修験道を思わせる、それはそれは過酷な体験となった。
前夜4時間睡眠という無謀なコンディションなうえに、歩きなれていない
私には、先の道を想像することができないからだ。

歩いても歩いても道は続き、決して高くないのに、山の頂は見えず、
頂上といわれたら、今度は滑る山道をくだるしかない。
水分を補給しても、それが次にはすべて汗となって出てしまうような
ひどい暑さ! 
まったく、何故、ヒトは山に登るんでしょうか?と、自問しつつも
歩くしかないのである。

最後は、重い脚を引きずるようにしつつ、どうにか歩き終えたら
南禅寺の大きな門と境内の若葉がとても美しかったのを、
1週間経ったいまも、ハッキリと思い出す。

初めてのことは、初めてなのだから、いつもこんな風だ。
でも、こんな風に初めてを体験するのが、私は大好きなのであります。

次回は、6月半ば。
お盆の送り火でしか見たことのない、大文字山への道行きだ。
さて、いかがなりますやら、であります。


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