ご縁のミッドナイト
ぎゅうぎゅうに詰まっていても、断れない。
じゃなくて「断らない」。
お誘いには、とりあえず乗ってみる。
ってことを、深く意識もしないままに、乗り続けていたから、
かくも、神様が用意してくださった稀なるタイミングが
増えてきたのでしょうか?
でも、それにしてもと、思うようなタイミングが、
今宵、日付変更線を突破して2件ある。
つまり、さっきのこと、である。
先日のショートコースつながりの宴にお誘いいただいて、
22時からやんやと盛り上がり、すでに東行きの電車が終わってしまった頃。
では、おやすみなさい! と彼らと別れ、ものの30メートルもしないうちに、
誰かが私の名前を呼んでいる。
九州発ですでにグローバル・チェーンに発展しつつある
某ラーメン屋さんの前あたりである。
しかも、この深夜に、フルネームで呼び止められるワタクシ。
真っ黒な人影が立ち上がるのが見えて、
ラーメン屋さんの店員さんかと一瞬思ったら
時々、ランチに訪れるMOSAICの某インド料理店のオーナーだった。
ラーメン屋さんが頭に巻いたてぬぐいと思っていたものは、
ターバンのような、スカーフのようなもの。
イケメンのインド人オーナーである。
訊けば、このご近所に住まいしていらっしゃり、
いつも、お店がはねたあとのこの時間帯に、しばしこの場所で
缶ビールなんぞ飲みながら、道行く人を漠然と眺めていらっしゃるのだ、という。
唯一、1日のうち、ぼーっと過ごせる時間、だそうで、
まあ! そんなタイミングに、よくぞ声をかけていただきました。
不思議な遭遇。
では、おやすみなさい! 明日、ランチ食べに行きますね、と
軽くハグして、ゆるゆると私のウチまでの短い坂をのぼり切る。
右に折れ、とあるマンションの前にて、再び、私を呼ぶ声がするのだ。
デジャブ?かと思いつつ、前をしっかり見据えると、
今度は、トアロード沿いの某イタリアン炭焼きバールの
オーナーシェフであります。
何故、今宵はこんなタイミングが続くんだろう?
と思いつつも、それは私には絶好であり、思わず、ここ1カ月ほど
私の眠りを浅くしている最大の要因であるチャレンジングな案件を
ご相談させていただいた。
ここ数日、ヘヴィな調整が続いているのであります…。
いいですよ。ぜひ協力します!
と、オーナーシェフは、道端での奇妙な遭遇にも拘わらず、
快諾してくださった。
今宵は、何かに導かれているのかしらん?
いえ、今宵は、じゃなくて、私の気持ちに正しくは、今宵もだ。
何かに導かれているように、楽しい宴のお誘いがあって、
その楽し過ぎる気持ちが、また新しいなにかを引き寄せて、
出会わせてくださるのだろう。
一瞬違っても、すれ違いになるのに、立て続けに、
この深夜に思いがけなくも出会える方々。
さらに、何かが広がり、深まる予感がして、
それは、ご縁はあるのだとしか思えない邂逅だと思う。
今宵も、ありがたき夜。
とても、ありがたきミッドナイトであります。


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