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July 13, 2009

イヴ・サンローランの「おてんばルル」

その絵本をいただいたのは、2週間ほど前のこと。

A4判だから、書籍にしてはやや大ぶりだ。
赤と黒、そして白のコントラストがきいたいかにもフレンチな表紙に、
ヘタウマなタッチで、主人公の女の子の絵が描かれている。

「おてんばルル」。
なんてことのないタイトルなのだけれども、
その物語の作者は、なんとイヴ・サンローランで、
この絵本の誕生は1956年!ということに単純にビックリしてしまう。

いつも何気ないけれども、気の利いたモノやコトをくださるNちゃんが、
「この絵本、××さんにぴったりだと思って…」という言葉に続けて曰く
「でも、このルル、腹黒いんですよ」。
「腹黒い女の子」という感覚!なかなかおフランスなフレーズだ。

可愛いだけじゃない、エロチックで火遊びが大好きな女の子、
反抗的で腹黒い少女、それがルル!

帯のコピーも、なかなかイカシております。
奇妙なリズム感に満ちたコンテンツも、その奇妙さが不思議な
味わいなのだ。

そして、この「腹黒い女の子」のイメージは、ルルにとどまらず
最近観たDVD「蛇イチゴ」に結びつく。
西川美和監督のデヴュー作だが、まさに、この新鋭の女性監督の
頭の中も、腹の中も、黒々とダークなのだ。
邪悪さというものを通して、人間を見ているフシがあり、
そのベクトルの起源は、つまり性悪説ということだろうか。

ともあれ、サンローランが描くルル嬢は、あっけらかんとして恐く、
西川美和が描く家族の肖像は、常にあっけらかんと懐疑的で、
恐い淵に常に立っている…。

というわけで、Nちゃん。
いろんなことにリンケージしていく絵本「おてんばルル」をThanks!


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Comments

こばやしさん、こんばんは!(^-^)

いつもありがとうございます!
超面白い絵本、だわ。ありがとうございます。

>大体、本当は少女って腹黒いものですよね。
>いつまでも少女のような腹黒さを忘れないオトナでいたい私です。

邪気がないところが残酷、って感じでしょうか。

鶴瓶目玉論も、面白いですね。

>目が、というより目玉が笑ってない!
>皮をめくっていくとあの目玉が残るんでしょうね〜。

目が笑ってない、のは恐い。本質的に恐いですね。
鶴瓶に何故か悪人役がまわってくるのも道理なのでしょうか?

というわけで、ルル、鶴瓶つながりの雑多な話を、またしましょうね(^-^)。

Posted by: ai | July 16, 2009 at 01:01 AM

haruちゃん、こんばんは!(^-^)

いつもありがとうございます!

まあ、さすが! 原版を読んでいらっしゃるのですね。

>サンローランといえば、タキシードジャケットを纏ったドヌーブの姿が忘れられない!
>あんな大人の女性になりたいものです…

ドヌーヴは、サンローランのミューズだったようですね。「昼顔」の衣裳も担当したとか。

私がいただいた絵本は、日本語翻訳のものですが、手書きの日本語がまた
いい味になっています。
でも、ちょっと読みにくいのが難ですが。

ルル、サンローランのもう一つの傑作ですね。


Posted by: ai | July 16, 2009 at 12:54 AM

NONNON、こんばんは!(^-^)

いつもありがとうございます!

NONNONは、サンローランに反応ね。
ははは、みなさま角度が違っていて、面白く拝読しております。

>ちよっと前にBBCが制作したサンローランの特集を、
>NHK(たしかBS)でやってたの観たけど、
>なかなか秀逸なドキュメンタリーでした。

おお、そんなのあったの? それはぜひ観たかったです。

>実は、わたしこう見えて(どう見えて?)
>オートクチュールのコレクションのショーとか好きなんですわ。

NONNONも引き出し、多いのよね~。
本当に野球からファッションまで、インターナショナルでありますね。

私が持ってるサンローランといえば、唯一ショートブーツが1足だけですが、
何年も経っても古びない感じがしてナイスなのであります。

Posted by: ai | July 16, 2009 at 12:44 AM

団長、こんばんは!(^-^)

いつもありがとうございます!
遅くなりまして、ごめんなさい。

団長も、西川美和、気になってらっしゃいます?

>「ゆれる」もすごかったですね。あの映画は音楽もかっこよくて。

「ゆれる」、打ちのめされましたね。
で、これ、誰撮ったの?とサーチしてみたら、まだうんと若い女性だったので、
さらに深く打ちのめされたのであります。

>今日本でいちばん気負いなく人間の本質をさらっと描ける人じゃないかなあ。

割と、偏向してる感じもしますね。
いい意味で。人間を信じていない人間、を信じる、というような感じでしょうか。

「蛇イチゴ」の主演は、なんと芸人の宮迫です(雨上がり決死隊?)。
その妹につみきみほ。
そういうキャスティングに彼女の独特のセンス、感じます。

「ディアドクター」もいいそうです。
すでに、何がオチなのかを何かの拍子にどこかで読んでしまったので、
映画館に行こうかどうか迷ってます。

そうそう、賞は逃したようですが、今期の直木賞に、
小説「きのうの神様」がエントリーされてました。
西川美和監督、その腹黒さが魅力であります(^-^)。

Posted by: ai | July 16, 2009 at 12:34 AM

Kennyさん、こんばんは!(^-^)

いつもありがとうございます!
遅くなってしまいまして、ごめんなさい。

>「腹黒い女」と聞くと…
>すぐさま、オールマンズの「Black earted Woman」が脳裏に浮かぶ。

>Allman Brothers Bandのデビュー・ルバム(1969年)の1曲です。

便利になったもので、Yutubeすると簡単に出逢えるのですよね。
このメロディー、おお、これはローガンズ様のライヴでもよく演奏されている
ナンバーではありませんか!

そうですか、あの曲は「腹黒い女」とというタイトルだったのですね。
勉強になります!

それにしても、Kennyさんは引き出しが多くて、さらにそれぞれに奥が深い!
であります。
さすがであります、いつもありがとうございます!(^-^)

Posted by: ai | July 16, 2009 at 12:23 AM

こんばんは!

「少女」というキーワードが「無邪気」や「ピュア」
と当たり前のようにくっついてないのがヨイですよねー。
大体、本当は少女って腹黒いものですよね。
いつまでも少女のような腹黒さを忘れないオトナでいたい私です。

横からコメント失礼しますが
>いい人の皮をめくっていくと
 最後の一枚が悪人そうだから。


わはは〜。
本当に鶴瓶ってそうですよね。
目が、というより目玉が笑ってない!
皮をめくっていくとあの目玉が残るんでしょうね〜。
本人も別にいい人を演じているわけではないのに
世間的にはいい人として流通してて
それを否定するでもなく、目玉で黒さを主張している。
鶴瓶のそういうところが好きです。

Posted by: こばやし | July 16, 2009 at 12:15 AM

「 おてんばルル」なつかしい!! 昔、仏版を読んだ(見た…)事があります。
キュートなのに毒があって!本当、aiさんにぴったり!!
サンローランのミューズ観に通ずるところがあるのかな。
サンローランといえば、タキシードジャケットを纏ったドヌーブの姿が忘れられない!
あんな大人の女性になりたいものです…
「おてんばルル」、うちのおちびちゃんにも買ってあげましょう♪

Posted by: haru | July 15, 2009 at 12:51 PM

ちよっと前にBBCが制作したサンローランの特集を、NHK(たしかBS)でやってたの観たけど、
なかなか秀逸なドキュメンタリーでした。
彼はほんとに繊細な人だったんだなー、って感じました。

実は、わたしこう見えて(どう見えて?)
オートクチュールのコレクションのショーとか好きなんですわ。
サンローラン、好きやわ。正統派デザイナー、アーティストってとこが。

Posted by: NONNON | July 15, 2009 at 12:46 AM

「ゆれる」もすごかったですね。
あの映画は音楽もかっこよくて。

今日本でいちばん気負いなく人間の本質をさらっと描ける人じゃないかなあ。

最新作は見てませんが鶴瓶を選んだ理由を
「いい人の皮をめくっていくと
 最後の一枚が悪人そうだから。
 そういう人が好きなんです」
といってましたね

Posted by: MINAMI | July 14, 2009 at 09:58 AM

「腹黒い女」と聞くと…
すぐさま、オールマンズの「Black Hearted Woman」が脳裏に浮かぶ。

Allman Brothers Bandのデビュー・アルバム(1969年)の1曲です。

70年代を前に、まさにサザン・ロックの幕開けを告げるアルバム。
基本的にはブルースですが、その泥臭く豪快なサウンドは唯一無二!

1曲目のインスト曲「Don't Want You No More」から度肝抜きます。
ダブル・ドラムスのド迫力とデュアン&ディッキーの荒々しいツイン・ギター...
デュアンのスライド・ギターがうねりを上げ、伸びやかで美しい響き…。
サザン・ロック、更にはアメリカン・ロックの印象そのモノです。

表題の「Black Hearted Woman」
軽快かつ鋭いリズム・ギターとディッキーの華麗なソロが気持ちいいです。

もし、お聴きになったことが無ければ、是非1度聴いてみて下さい。

関係のない話ですんません。

Posted by: Kennyたかやま | July 14, 2009 at 09:41 AM

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